人を知る

人を巻き込み、組織を変える。
それがDX実現のカギ

ITソリューション部

CHANNY

事業の根底を支える堅牢な情報セキュリティ環境の構築と運営、各部署が抱える課題の解決や更なる事業拡大・効率運営の実現をIT視点で導くDX戦略の構築と実践を担います。

入社~現在の担当業務

入社当時のIT環境といえば全く何もない状態。一方でGo-liveの時期は決まっていたので、それまでにカスタマージャーニーに関わるシステムの全て、いわゆるCRMの設計・構築を早期に実施する必要がありました。開発自体はオフショア開発でインドの開発会社を利用し、システムのベースはホームサーブ本社(UK)のものを活用しつつも、これからの日本での活動に合うように、多岐にわたる関係者と日々調整しながら、Go-liveまでに何とか間に合わせました。
その後も、UKベースの体制から脱却できるよう日本のベンダーへの切替や新しい体制の構築、コールセンターの立ち上げに際しては、必要なオフィスネットワーク環境の整備からシステムの設計・構築まで、次から次へとやらなければならないことに追われる日々でしたが、全てが0→1で創り上げていけることに遣り甲斐も感じていました。
現在の業務は大きく分けて4つ。DX、クラウド、セキュリティ、コーポレートITを夫々走らせています。
DXは社内に限ったことだけではなく、お客さまや協力店に対しても取組んでいきたいと思っています。もちろん、社内についてもまだまだアナログ対応している部分は沢山あるので、今後の事業拡大のことを考えれば、早期に自動化を進める必要があります。
2つ目はクラウド。元々私がクラウドエンジニアだったこともあり、インフラ設計に際しては最新の技術を使い最小限のリソースで運用できるようローコスト・自動化・サーバーレスを意識し、高信頼性かつ高可用性を実現した環境の構築・運用に努めていきます。
3つ目のセキュリティは、ホームサーブにとっては最も重要な部分。お客さまの情報を預かっている以上、漏洩はあり得ない。システムに対するセキュリティ対策は当然ですが、情報漏洩の原因はヒューマンエラーによるものが大半を占めています。情報セキュリティールールの整備と運用に加えて、社員への教育まで抜かりなく行っています。
4つ目がコーポレートIT。仕事としては、社内のシステム環境のセッティングやトラブル対応等、いわゆるコーポレートITです。歴史のある会社ではないので、がちがちのルールはありません。だからこそ、社員にとって最善の選択を、スピード感もって対応しています。

仕事をする上で大切にしていることは?

ITの仕事は、何かの課題やニーズに対して、技術をつかったソリューションを提供し、新しい価値を生み出していくことだと思っています。なのでホームサーブのコアバリューにもある“価値創造”には、強く共感していて、個人的にもずっと大切にしてきたことです。
もちろん、一言に“価値創造”と言っても、容易にできることではないので、自分の選択や考えに対しては、自問自答を繰り返し、本当にそれが最善なのか、“考え抜くこと”を絶対におろそかにしません。特に、何のため、誰のためにやっていて、どんな価値になるのか、については突き詰めて考える部分。意外とプロジェクトが長期化すると、だんだん目的がずれてしまうこともあって、そもそもの目的は何だったのか、今の施策がそこからずれていないか、立ち返る視点も忘れないよう意識していますね。
また、考え抜く過程では、“仲間を大事にすること”が常に自分の判断軸にあると思っています。一緒に働く仲間には無駄なことに費やす時間を増やしてほしくありません。だからこそ、ITができることで、仕事に100%集中できるような環境を創ってあげたいと思っています。

今後について

ホームサーブのパーパスを実現していくにあたっては、入口はCXの向上だと思っています。社内でも自動化できるところはどんどん進めていかないと、事業拡大のスピードに追い付いていけず、お客さま対応に割ける時間が減ってしまいます。時間や労力はかけるべきところにかける、そういう仕組みができれば、CX向上に繋がると思っています。
また、サービスの中にもデジタルの要素を取り入れていけると思います。例えばAmazonで買い物をするのは今でこそ当たり前ですが、昔は違った。そうゆう感覚でホームサーブのサービスにも、お客さまが当たり前に利用できるような仕掛けをITがリードしていくつもりです。
その一方で、私が常々感じているのは、DXはITだけで進めるべきではないということ。私たちITが好きなように進めることもできるかもしれませんが、実際に利用する担当者やお客さまの視点がなければ、どこかもどかしいシステムになってしまうでしょう。どうゆうシステムであってほしいのか、何を改善しないといけないのか、現場の社員自身が問題意識を持つ必要があります。だからこそ、そこにITが気づきを与え、組織の意識をも変えていき、DXを加速させていきたいと思います。その働きかけは諦めずに続けていきたいですね。